心理カウンセラーの3タイプと特徴について

 心理カウンセラーの仕事は、収入や雇用条件などを見ても大きな期待はできないのが実情ですが、それにも関わらず悩みを持った人を扱うという仕事の特性から、肉体的精神的にもハードな職種です。

また、心理カウンセラーは、いつの時代も様々な業種・分野からも常に関心が寄せられています。

これは元来人間という生物は、物質的に満たされることより、人との交流などによる心の安定・信頼・喜びなど精神的に満たされたいという特性があるからだと思います。

精神的にストレスを抱えやすい現在社会からのニーズと期待に応えれるだけの相応しい専門知識と技能、経験を兼ね備えたスキルの高いな心理カウンセラーは今後も求められ続けていくと思います。

自分の興味や適性から進む心理カウンセラーの専門分野を探す

 これから心理カウンセラーを目指す場合は、現在置かれている立場や携わっている仕事内容を考慮し、過去の経験や学んだ知識などを基にして、自分の性格・適性・希望分野などについてよく考え次の様な手順で方向性を検討し目指す心理カウンセラー像を明確にしておくことが大切です。

1. 自分を知る

まず、自分を知るには次のことについて自問自答してみましょう。

  • 関心や興味があるのは何か?
  • 得意な分野は何か?
  • 過去の職歴や経験は?
  • どの業種、職場では働きたいか?

2. 受験資格のある心理カウンセラー資格を調べる

 世間で有名な代表的な資格には次のようなものがありますが、どの心理カウンセラー資格が取得できるのか検討していきます。

  • 臨床心理士
  • 産業カウンセラー
  • 認定カウンセラー
  • スクールカウンセラー
  • 精神保健福祉士

心理カウンセラーの活躍分野

心理カウンセラーが活躍できる分野は次の様に多岐に渡ります。

  • 医療分野:病院やクリニック・医院・診療所
  • 教育分野:学校
  • 産業分野:企業や民間経営の相談室
  • 福祉分野:老人福祉施設
  • 司法分野:裁判所や鑑別所
  • その他:地震や台風などの自然災害での被災地

他業種との連携、他分野の知識も必要になることも

 以上のような手順で進む方向性を決めても、実際は人が心に抱える問題は複雑で多岐にわたるので、携わる領域を単純に区分し割り切れるような仕事ではありません。

よって、信頼されるプロの心理カウンセラーになるには、専門分野以外の幅広い知識や技能も身に付けることが必要になる場合も多くあります。

また、医療職のように専門範囲が明確でないために、他の分野・職種の専門家やスタッフと連携し仕事を進めていくことも少なくありません。

心理カウンセラー3つのタイプとは

 活躍している心理カウンセラーとしてのタイプは、次の3つに大きく分類できます。

  1. 大学・大学院で心理学を履修し心理カウンセラーになるタイプ:
    大学や大学院で心理学を履修し、臨床心理士などの受験資格を得た後、試験に合格して資格取得してから心理カウンセラーとして活動するパターンで、活躍するには最も一般的な取得方法です。
  2. 働きながら講座受講して心理カウンセラーになるタイプ:
    職業に就きながら講座を受講して、心理カウンセラー資格を取得するパターンです。

    会社の人事部門担当者、学校の教師、病院の看護師、介護・福祉施設の介護士など、取得したカウンセリング知識や技能を職場で発揮し、従業員のメンタルケアを行ったり、児童・患者・利用者の心の問題を解決していきます。

  3. ボランティア活動で心理カウンセリングを行うタイプ:
    習得した心理学の基礎知識やスキル、人生経験を活かして、資格の有無にとらわれず、ボランティアとしてカウンセリング活動を行っているパターンです。
  4. 心理学講座や学会講習などで学習を続けているタイプ:
    心理学を大学で学習してきたが心理カウンセラーにはならずに、心理学講座や学会の研修・講習などに参加し、自発的に学び続ける方もおられます。 この場合、興味を持って心理学やカウンセリングの学習を続けているうちに、関係者との交流などを通して心理カウンセラーになるチャンスが巡ってくる場合などもあります。

 1〜3項のタイプの方は、共に個々の適切な手段や方法で専門的な心理技能を用いて、心に問題を抱えた人に対して悩み・不安・トラブルなどを解消する手助けをしていることに大きな違いはありません。

タイプに関係なく、心理学に対する興味や熱意を持ち続け学ぶことに大きな意味があり、自分にとっても他人にとっても重要であることはいうまでもありません。

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