家族相談士の役割と職場、資格認定条件や試験内容について

家族相談士はどのような資格か?

 家族間の人間関係の調整、健全な家族関係を形成し保つためのアドバイスや指導など主に行うことが家族相談士の仕事になります。

現在の日本社会は、介護問題や職場や家庭内でもいストレスを抱え込む場面が多く、家族間でも様々な混乱や葛藤が発生しており、個人だけではなく家族単位での心理的サポートや支援が必要となっています。

家族に対する心理的支援サポートを実施する専門機関としては、日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会が連携協業で主催する家族心理士・家族相談士資格認定機構が、研修及び研究活動を実施し家族相談士の資格認定を行っています。

家族相談士の活躍の場

 家族心理士・家族相談士資格認定機構の認定資格である家族相談士は、1992年よりスタートしており、家族関係の調整や健全な家族関係を結ぶための助言、指導、啓発活動を行います。

また家族を構成する各個人は、生活を営む上で学校・職場・近隣住民などとの関わりも深く、家族相談士は家庭内の家族関係だけでなく、横断的にも関連的にも状況を把握しサポートしていく必要があります。

 この点では各種領域から必要性が求められており活躍できる場は次のように広範囲に渡ります。

  • 教育関連では、保育園・幼稚園から大学、養護学校、塾。
  • 介護福祉関連では、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、身体障害者施設、作業所。
  • 医療関連では、病院施設。
  • 地域関連では、地域住民の家族個別相談、電話相談。
  • 司法関連では、家庭裁判所などの家族調停委員。
  • その他では、家庭関係に関する各種講演・セミナ・学習会。

家族カウンセリングとは何か?

 家族カウンセリングは、アメリカで教育分野や精神病治療において家族に対するアプローチが必要になり、1950年代に新規のカウンセリング手法としてスタートした家族を対象とした心理的支援の理論知識と実践手法です。

家族カウンセリングを端的に言うと、個人も含んだ家族単位で心の問題を解決していくためのカウンセリングのことを指します。

 個人単位でカウンセリングが実施されるのが一般的ですが、例えば子どもが心の問題を抱える場合、実際は家族や両親が関わらなければ改善できません。

また、夫婦間で起こるトラブルも一方の当人だけでは解決できないのが現状で、個人問題とは影響度は異なりますが、家族関係が影響しているケースが大半です。

この観点から家族を一連プロセスとして認識し、上手く機能しない原因を発見し、その歪みを修正できるようにサポートし助言・指導を行っていきます。

家族相談士の資格取得までの流れ

 家族相談士の資格を取得する場合の条件は下記に詳しく示しますが、養成講座を修了するか、関連学会での活動実績や経験、、一定の保有資格、心理に関する修士学歴、臨床経験などが必要とされます。

条件がクリアできれば、申請手続き後、年1回の資格試験を受験できます。

養成講座の受講資格

 下記に示す1〜5項のどれかの条件に合致し、次の条件を満たしている者であれば養成講座を受講することが可能です。

  • 1年以上の臨床経験がある者。(臨床経験ぶついては下表の受験資格欄で解説済)
  • 臨床経験者と同等以上の研修実践歴を有すると認められた者。
  • 関西カウンセリングセンターの実践力養成コース修了者。
  1. 日本家族心理学会か日本家族カウンセリング協会に入会して1年以上経過している会員。
  2. 臨床心理士、認定カウンセラー(日本カウンセリング学会)、認定産業カウンセラー(産業カウンセラー協会)の資格保持者。
  3. 医師、看護師、保健師、助産師、保育士、社会福祉士、精神保健福祉士の資格保持者。
  4. 大学院で心理学に関する課程の修士在籍者・修了者。
  5. カウンセリングに関連する基礎的学習を1年以上履修した4年制大学の卒業者。

養成講座の受講内容

 養成講座で学ぶ受講内容は、家族カウンセリングの技法や家族関連心理学が中心となり、家族相談士資格の規定事項に定められた全42課程のカリキュラムに基づき年1回講座が開かれています。

養成講座を修了すれば、家族相談士認定試験を受験できる条件をクリアすることが出来ます。

家族相談士の試験内容

資格名

家族相談士

受験資格

  1. 家族相談士養成講座の修了者
  2. 家族心理学分野での研究実績・臨床経験がある者。
    臨床経験とは、家族カウンセリングと関連する教育・電話での相談、心理臨床、産業カウンセリング、ケースワークなど1年以上の実務経験を言います。
  3. 家族相談士の再審査を受ける場合、資格失効者は2年以内の者

試験内容

書類審査、筆記試験面接試験

申請手続き

申請書類の申請から提出までの期間
10月下旬〜12月上旬頃

申請書類費用
税込 1,080円

試験日

筆記試験:2月
面接試験:3月

試験場所

東京会場、大阪会場

受験審査料

税込 21,600円

認定登録料

税込 32,400円

認定機関

家族心理士・家族相談士資格認定機構

問合先

〒113-0033
東京都文京区本郷2-40-7 YGビル5F
TEL:03-3815-2680
FAX: 03-5840-7013

上級資格

家族心理士
家族相談士の上級資格として位置づけられている。 http://kazokushinrishi.jp/certification/therapist/

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